◇◆◇ 『園長より』 ◇◆◇


昭和29年の創立以来、本園は地域の幼児教育に携わり、時代の変化に応じ、近隣でいち早く、給食、未就園児クラス(”ひよこルーム”)、預かり保育(”宿幼キッズルーム”)、長期休業期間(夏・冬・春休み)の預かり保育を採り入れてきました。

また、海外赴任家庭の子どもたちの一時受け入れや、サッカーベースボールクラブ(“SBクラブ”)の導入などにも取り組んでいます。

危機管理対応の一環として、原発事故の際に、日々公表される放射線量情報を取りまとめて公開し、園庭の砂も全面的に入れ替えました。当時の本園の放射線量は、川崎市により公表された市内全域の対象先(公園、学校など)のなかで、最低値を記録しました。近年のコロナ禍では、関連情報の集約と公開を続けており、また、子どもたちの感染防止と、園生活を通した育ちの機会の両立にも注力しています。これらは、周囲に流されることなく、子どもたちを守る対策を、自分たちで本気で考え、行動する、という本園の方針に基づきます。

また、在園家庭との価値観の共有にも力を入れており、見直しが適切なことは躊躇なく改善しています。育児で大変な子育て期に、幼稚園に伴うストレスを少しでも減らしていただきたいと思っています。保護者評価のアンケートを毎年実施して、その結果を公表することにより、緊張感をもって向き合っています。

一方で、幼稚園は、教職員たちも輝ける場でなければなりません。教職員の笑顔は子どもたちに伝わり、幼稚園の雰囲気がつくられます。仕事の見直し、体制拡充、効率化、待遇改善などを通して、少しでも長く勤められるよう、職場環境の向上も大切にしたいと考えています。

今後も、宿河原小学校、稲田小学校などの近隣の小学校や、稲田中学校との緊密な連携を軸に、地域教育の一助となれるよう努めていきます。少し先を見据えながら不断の努力を惜しまずに、『宿幼でよかった』と思っていただける幼稚園づくりを目指します。ご家庭のみなさまも、大切なお子さまの幼少期の時間を、是非一緒に楽しみましょう。

◇◆◇ 『園長プロフィール』 ◇◆◇

宿河原幼稚園 園長:関山 真弘
●資格:幼稚園教諭一種免許
●趣味:スポーツ全般(野球、サッカー、テニス...)/旅行
●活動:世田谷区少年野球チーム コーチ/都内私立高校PTA 元会長
●学歴:早大 政治経済学(学士)/米USC大 経営学(修士)/玉川大 教育学(科目履修)
●職歴:都市銀行(プロジェクトファイナンス、NY支店、国際営業推進)/宿河原幼稚園

NHKさんから、取材時に頂いた似顔絵です